挿管時ルーチン輸液負荷は循環虚脱を予防しない:重症患者を対象としたRCT
【背景】
重症患者の気管挿管時に低血圧は頻繁に起こり、心停止や死亡のリスクを高める。挿管時の静脈内輸液負荷が重症低血圧、心停止、死亡を予防するかは不明だった。
【結果】
輸液負荷群(538例)と非負荷群(527例)で、主要評価項目である循環虚脱の発生率はそれぞれ21.0%と18.2%だった(絶対差2.8%, 95%CI -2.2%〜7.7%, P=0.25)。28日死亡率にも有意差はなかった。
【臨床へのインパクト】
重症患者の気管挿管時におけるルーチンでの500mL静脈内輸液負荷は、循環虚脱の発生を有意に減少させないことが示された。現状、挿管時の低血圧予防としてルーチンで輸液負荷を行っている場合、その必要性を再検討する根拠となりうる。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

