関節リウマチ発症前の関節痛患者へのメトトレキサート早期介入、臨床的関節炎発症は抑制せずも症状と身体機能は改善

📚 掲載誌:Lancet | 掲載日:2022-07-23 | DOI:10.1016/S0140-6736(22)01193-X

📄 原題:Intervention with methotrexate in patients with arthralgia at risk of rheumatoid arthritis to reduce the development of persistent arthritis and its disease burden (TREAT EARLIER): a randomised, double-blind, placebo-controlled, proof-of-concept trial.

🔗 PubMed:PMID: 35871815

【背景】

関節リウマチは世界で最も一般的な自己免疫疾患であり、炎症抑制に長期治療を要する。現在、治療は臨床的な関節炎が明らかになってから開始されるが、先行する関節痛と無症候性関節炎の段階で早期介入することで、臨床的関節炎の発症を予防できるか、あるいは疾患負荷を軽減できるか評価した。

【結果】

236名の患者を対象に、メトトレキサート群(119名)とプラセボ群(117名)に無作為に割り付けた。2年時点での臨床的関節炎の発症頻度は両群で同程度(治療群19% vs プラセボ群18%、ハザード比0.81、95%CI 0.45-1.48)であった。しかし、治療群では身体機能(HAQ-DIの2年間平均差 -0.09、95%CI -0.16~-0.03、p=0.0042)、疼痛、朝のこわばり、現職プレゼンティーイズム、MRIで検出される関節炎症が持続的に改善した。

【臨床へのインパクト】

本研究は、関節リウマチ発症リスクのある関節痛患者に対するメトトレキサートの早期介入が、臨床的関節炎の発症を抑制しないことを示唆した。しかし、身体機能、疼痛、朝のこわばり、現職プレゼンティーイズム、MRI所見の改善が認められたことから、臨床現場では、発症前の段階でのメトトレキサート投与が、患者のQOL向上や症状緩和に寄与する可能性が考えられる。今後の診療ガイドラインや治療戦略に影響を与える可能性がある。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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