入院COVID-19患者の血栓リスク、インフルエンザと比較し静脈血栓は高値だが動脈血栓は同等
【背景】
COVID-19患者における動脈血栓塞栓症(ATE)および静脈血栓塞栓症(VTE)の発生率は不明瞭でした。本研究は、COVID-19入院患者における90日以内のATEおよびVTEリスクを、インフルエンザ入院患者と比較し測定しました。
【結果】
COVID-19入院患者は、インフルエンザ入院患者と比較して、90日以内のVTEリスクが有意に高かった(ワクチン非利用期:調整ハザード比1.60、95%CI 1.43-1.79、ワクチン利用期:調整ハザード比1.89、95%CI 1.68-2.12)。一方、ATEリスクには有意な差は認められませんでした(ワクチン非利用期:調整ハザード比1.04、95%CI 0.97-1.11、ワクチン利用期:調整ハザード比1.07、95%CI 1.00-1.14)。
【臨床へのインパクト】
COVID-19入院患者では、インフルエンザ入院患者と比較して静脈血栓塞栓症のリスクが約1.6~1.9倍高いことが示唆されました。この結果は、COVID-19入院患者に対するVTE予防策の重要性を再認識させるものです。動脈血栓塞栓症のリスクは同等であったことから、COVID-19特有の動脈血栓リスク上昇を過度に懸念する必要性は低いと考えられます。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

