妊娠中のドルテグラビルは他剤よりウイルス抑制率が高いが、出生転帰に差はない
【背景】
妊娠中のHIV-1感染症に対するドルテグラビル(DTG)ベースの抗レトロウイルス療法(ART)の有効性と安全性に関するデータは、特に妊娠前から開始した場合に不足していた。米国や欧州で一般的に使用される他のARTレジメンとの比較データも限られていた。
【結果】
DTG群の分娩時ウイルス抑制率は96.7%であり、アタザナビル・リトナビル群(84.0%)、ラルテグラビル群(89.2%)、エルビテグラビル・コビシスタット群(89.8%)と比較して有意に高かった。調整後リスク差は、それぞれ-13.0%(95%CI -17.0〜-6.1)、-17.0%(95%CI -27.0〜-2.4)、-7.0%(95%CI -13.3〜-0.0)であった。早産、低出生体重、在胎不当過小のリスクに有意な差はなかった。
【臨床へのインパクト】
妊娠中のHIV感染症患者に対し、DTGベースのARTは、アタザナビル・リトナビルやラルテグラビルと比較して、分娩時のウイルス抑制率が高いことが示唆される。この結果は、妊娠中のART選択においてDTGを優先する根拠となりうる。ただし、出生転帰に関するデータはサンプル数が小さく、さらなる大規模研究で安全性を確認する必要がある。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

