米国退役軍人病院の2型糖尿病患者、SGLT2阻害薬とGLP-1受容体作動薬の処方率に人種・民族差
【背景】
2型糖尿病の新規治療薬は心血管疾患や慢性腎臓病の進行を抑制するが、人種・民族間での処方公平性は不明だった。本研究は、米国退役軍人病院の2型糖尿病患者におけるSGLT2阻害薬およびGLP-1受容体作動薬の処方差を調査した。
【結果】
119万人の2型糖尿病患者のうち、SGLT2阻害薬処方は10.7%、GLP-1受容体作動薬処方は7.7%と低かった。白人患者と比較して、黒人患者はSGLT2阻害薬(調整オッズ比0.72、95%CI 0.71-0.74)およびGLP-1受容体作動薬(調整オッズ比0.64、95%CI 0.63-0.66)の処方オッズが最も低かった。ヒスパニック系患者も非ヒスパニック系患者より処方オッズが低かった。
【臨床へのインパクト】
米国退役軍人病院システムでは、SGLT2阻害薬とGLP-1受容体作動薬の処方率が全体的に低い上、人種・民族による不公平が存在する。特に黒人患者やヒスパニック系患者で処方機会が少ないことは、これらの薬剤が持つ心腎保護効果を享受できていない可能性を示唆する。日本においても、特定の背景を持つ患者群で新規薬剤へのアクセスに差がないか、検討するきっかけとなるかもしれない。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

