大腸癌術後長期血栓予防は無病生存期間を改善せず、出血増加もなし
【背景】
大腸癌術後の静脈血栓塞栓症予防は重要だが、長期低分子ヘパリン投与が無病生存期間を改善するかは不明だった。この多施設共同試験は、長期血栓予防が大腸癌切除後の無病生存期間に及ぼす効果と安全性を評価した。
【結果】
術後56日間の低分子ヘパリン(チンザパリン)投与は、院内血栓予防のみと比較して3年無病生存期間を改善しなかった。延長群の無病生存割合は77%、院内群は79%(ハザード比1.1、95%CI 0.90-1.33、P=0.4)。静脈血栓塞栓症や大出血の発生率に有意差はなかった。
【臨床へのインパクト】
この結果は、大腸癌切除後の患者に対し、静脈血栓塞栓症予防目的での低分子ヘパリンの延長投与が無病生存期間や全生存期間を改善しないことを示唆する。現状の院内血栓予防で十分であり、無病生存期間改善を目的とした長期投与は推奨されない可能性が高い。出血リスクも増加しないため、血栓予防の延長投与は慎重に検討されるべきである。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

