院外心停止蘇生後、低酸素飽和度目標は入院時生存率を改善しない
【背景】
院外心停止蘇生後、高濃度酸素投与は脳の再灌流障害を悪化させる可能性が指摘されていました。早期の低酸素飽和度目標が退院時生存率を改善するかを検討しました。
【結果】
蘇生後、ICU入室までの酸素飽和度目標を90-94%とした群(介入群)と98-100%とした群(標準ケア群)で比較しました。退院時生存率は介入群38.3%に対し標準ケア群47.9%でした(差 -9.6%, 95%CI -18.9%〜-0.2%, P=0.05)。介入群では低酸素エピソードが有意に多く認められました。
【臨床へのインパクト】
院外心停止蘇生後患者において、ICU入室までの酸素飽和度目標を90-94%とすることは、従来の98-100%と比較して退院時生存率を有意に改善しませんでした。COVID-19パンデミックによる早期終了の限界はあるものの、蘇生後の低酸素飽和度目標の導入は推奨されず、高酸素飽和度目標を維持する現在の診療が妥当と考えられます。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

