COVID-19入院患者へのARB投与、疾患重症度に改善効果なし
【背景】
COVID-19はレニン・アンジオテンシン系を介して病態が悪化する可能性が示唆されており、アンジオテンシン受容体拮抗薬(ARB)がCOVID-19患者の臨床転帰を改善するか不明であった。本研究は、COVID-19入院患者におけるARBの有効性を検証した。
【結果】
COVID-19入院患者787名を対象に、ARB群(テルミサルタン40mg/日)とプラセボ群に無作為に割り付けた。主要評価項目である14日目のWHO臨床進行スケールスコアは、両群ともに中央値1(IQR 1-1)であり、ARB群で有意な改善は認められなかった(調整オッズ比 1.51、95%信頼区間 1.02-2.23)。
【臨床へのインパクト】
COVID-19入院患者、特に軽症で酸素投与を要さない患者において、ARB(主にテルミサルタン40mg/日)は疾患重症度スコアに基づく臨床的利益を示さなかった。この結果から、COVID-19の治療としてARBをルーチンに投与することは推奨されない。既存のARB内服患者のCOVID-19罹患時における継続・中止については、本研究からは明確な示唆は得られない。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

