多発性骨髄腫に対する新規二重特異性抗体タルクエタマブ、高治療歴患者に良好な奏効
【背景】
GPRC5Dは悪性形質細胞に発現するオーファンレセプターであり、これを標的とするCD3/GPRC5D二重特異性抗体タルクエタマブはT細胞を活性化し、骨髄腫細胞を殺傷すると考えられる。既存治療不応・再発の多発性骨髄腫患者に対する本剤の安全性と有効性を評価した。
【結果】
高治療歴の再発・難治性多発性骨髄腫患者232例を対象とした第1相試験において、タルクエタマブ皮下投与の推奨用量(405μg/kg週1回、800μg/kg隔週1回)で、奏効割合はそれぞれ70%(95%CI 51-85)と64%(95%CI 48-78)であった。奏効期間中央値はそれぞれ10.2ヶ月と7.8ヶ月であった。
【臨床へのインパクト】
タルクエタマブは、サイトカイン放出症候群、皮膚関連事象、味覚異常がよく見られたが、ほとんどが軽度であった。既存治療に抵抗性を示す再発・難治性多発性骨髄腫患者において、タルクエタマブが良好な奏効を示したことは、新たな治療選択肢となる可能性を示唆する。今後の臨床現場での位置づけが注目される。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

