介護施設入居高齢者への薬剤師処方権活用、転倒予防効果は認められず
【背景】
介護施設入居高齢者の多剤併用や薬剤関連問題は転倒リスクを高める。薬剤師が処方権を持つことで、これらの問題を解決し、転倒を減らせるか検証するため本研究が実施された。
【結果】
介入群(薬剤師処方権活用)と対照群(通常ケア)で転倒発生率に有意差はなかった(リスク比 0.91, 95%CI 0.66-1.26)。ただし、薬剤負担指数(Drug Burden Index)は介入群で有意に低下した。有害事象や安全性に関する懸念は認められなかった。
【臨床へのインパクト】
薬剤師による処方権活用は、多剤併用高齢者の薬剤負担軽減に寄与する可能性が示唆された。しかし、転倒予防効果は認められず、介入期間や転倒に影響する介入の割合が少なかったことが原因の可能性もある。日本の介護施設における薬剤師の役割拡大を検討する上で、薬剤負担軽減という間接的なメリットに留まる現状を認識する必要がある。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
