新規発症小児1型糖尿病におけるベラパミルの膵β細胞機能温存効果:52週時点のC-ペプチド値を評価
【背景】
前臨床研究で、チオレドキシン結合タンパク質が膵β細胞のアポトーシスを誘発し、グルコ毒性によるβ細胞死に関与することが示唆された。カルシウム拮抗薬はこれらの効果を抑制し、1型糖尿病におけるβ細胞温存に有用な可能性があるため、小児での効果を検証した。
【結果】
新規発症小児1型糖尿病患者88名を対象とした無作為化比較試験の結果、52週時点の混合食負荷後C-ペプチドAUCは、ベラパミル群が0.65 pmol/mL、プラセボ群が0.44 pmol/mLであり、調整後の群間差は0.14 pmol/mL(95% CI, 0.01 to 0.27 pmol/mL; P=.04)と、ベラパミル群で有意に高かった。これは52週時点でC-ペプチドレベルが30%高いことに相当する。
【臨床へのインパクト】
新規発症小児1型糖尿病において、ベラパミルは膵β細胞機能の温存に寄与する可能性が示された。今後の研究でC-ペプチド改善効果の長期的な持続性や最適な治療期間が明らかになれば、小児1型糖尿病の治療戦略に新たな選択肢が加わる可能性がある。現状では、治療法として確立するにはさらなるエビデンスの蓄積が必要である。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

