免疫抑制下の臓器移植患者へのニコチンアミド内服、皮膚がん予防効果なし
【背景】
臓器移植患者は免疫抑制により皮膚がん発症リスクと死亡率が高い。ニコチンアミドはDNA損傷修復促進や免疫抑制軽減作用があり、高リスクの免疫健常者では皮膚がんを減らす。しかし、臓器移植患者における予防効果は不明だった。
【結果】
過去5年間に皮膚がんを2回以上発症した臓器移植患者158人を対象に、ニコチンアミド500mgを1日2回、12ヶ月間投与したが、プラセボ群と比較して新たな皮膚がんの発生数に有意差はなかった。ニコチンアミド群207例、プラセボ群210例(rate ratio, 1.0; 95% CI, 0.8-1.3; P=0.96)。
【臨床へのインパクト】
免疫抑制下の臓器移植患者において、ニコチンアミド内服による皮膚がん(有棘細胞がん、基底細胞がん)や日光角化症の予防効果は認められなかった。本研究結果から、臓器移植患者の皮膚がん予防目的でニコチンアミドをルーチンで処方することは推奨されない。他の予防策や定期的な皮膚科診察の重要性が改めて示唆される。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

