麻疹ウイルスベクター利用のラッサ熱ワクチン、良好な安全性と免疫原性を示す

📚 掲載誌:Lancet | 掲載日:2023-04-15 | DOI:10.1016/S0140-6736(23)00048-X

📄 原題:Immunogenicity, safety, and tolerability of a recombinant measles-vectored Lassa fever vaccine: a randomised, placebo-controlled, first-in-human trial.

🔗 PubMed:PMID: 36934733

【背景】

西アフリカで大きな健康負担となっているラッサ熱に対し、組換え麻疹ウイルスベクターを用いた生弱毒化ラッサ熱ワクチン候補(MV-LASV)の安全性、忍容性、免疫原性を評価する目的で本研究が実施されました。

【結果】

MV-LASVは良好な安全性プロファイルを示し、重篤な有害事象は認められませんでした。局所の有害事象はMV-LASV群で高頻度(低用量群96%、高用量群100% vs プラセボ群50%、p=0.0001)でしたが、多くは軽度または中等度でした。MV-LASVはラッサウイルス特異的IgGを誘導し、42日目には低用量群で幾何平均抗体価62.9 EU/ml、高用量群で145.9 EU/mlでした。

【臨床へのインパクト】

本研究は、麻疹ウイルスをベクターとするラッサ熱ワクチンが、日本人を含む健康成人において許容可能な安全性と忍容性を示し、かつ十分な免疫原性を誘導することを示唆しています。既存の麻疹免疫がワクチンの効果に影響しない可能性も示されており、将来的にラッサ熱流行地域への渡航者や医療従事者への新たな予防策として期待されます。今後の大規模臨床試験で有効性が確認されれば、日本の感染症対策にも貢献しうるでしょう。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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