スコットランドのプライマリケア診療報酬廃止は質指標を低下させたか
【背景】
スコットランドでは2016年にプライマリケアの質指標連動型診療報酬(QOF)が廃止された。この廃止がケアの質に与える影響を、QOFが継続されたイングランドと比較し評価した。
【結果】
QOF廃止1年後、スコットランドでは16の質指標のうち12でパフォーマンスの有意な低下を認め、3年後には10指標で低下が持続した。特に精神保健ケア計画記録(-40.2%ポイント、95%CI -45.5~-35.0)や糖尿病性足病変スクリーニング(-22.8%ポイント、95%CI -33.9~-11.7)で大きな低下が見られた。
【臨床へのインパクト】
診療報酬制度の変更がケアの質に直接影響を与える可能性が示唆された。特に、記録業務や特定のスクリーニング、慢性疾患の管理といった領域で影響が大きいため、日本で同様のインセンティブ制度を導入・変更する際には、質の低下を招かないよう慎重な設計とモニタリングが不可欠となるだろう。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
