HER2陽性転移性乳がん、T-DM1不応例にT-DXdが医師選択治療よりPFSを大幅延長
【背景】
HER2陽性転移性乳がんにおいて、トラスツズマブ エムタンシン(T-DM1)後に病勢進行した患者は、有効な治療選択肢が限られていました。DESTINY-Breast01試験でT-DXdの有望な効果が示されたため、本試験ではこの集団におけるT-DXdと医師選択治療の有効性・安全性を比較しました。
【結果】
T-DXd群のPFS中央値は17.8ヶ月(95%CI 14.3-20.8ヶ月)で、医師選択治療群の6.9ヶ月(5.5-8.4ヶ月)と比較して有意に延長しました(HR 0.36 [0.28-0.45]; p<0.0001)。グレード3以上の有害事象はT-DXd群で53%、医師選択治療群で44%に発生しました。薬剤関連間質性肺疾患はT-DXd群で10%(うち2例はグレード5死亡)に認められました。
【臨床へのインパクト】
本研究は、T-DM1治療後に病勢進行したHER2陽性転移性乳がん患者において、トラスツズマブ デルクステカン(T-DXd)が医師選択治療と比較してPFSを大幅に改善することを示しました。これにより、T-DM1後の標準治療としてT-DXdが確立される可能性があり、本邦の臨床現場における治療選択肢に大きな影響を与え、診療ガイドラインの改訂にもつながると考えられます。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

