新規駆虫薬エモデプシド、鞭虫症と鉤虫症に有効性を示す
【背景】
土壌媒介性蠕虫感染症、特に鞭虫症に対する既存治療薬の有効性は低い。獣医領域で用いられ、ヒトのオンコセルカ症治療薬として開発中のエモデプシドは、土壌媒介性蠕虫感染症の有力な治療候補である。
【結果】
鞭虫症に対し、エモデプシド5mg群の治癒率は85%(95%CI 69-93)で、プラセボ群10%(95%CI 3-26)およびアルベンダゾール群17%(95%CI 6-35)より高かった。鉤虫症では用量依存的に治癒率が上昇し、30mg群で95%(95%CI 74-99.9)に達した。主な有害事象は頭痛、霧視、めまいだった。
【臨床へのインパクト】
エモデプシドは、既存薬で有効性が低い鞭虫症に対し、高い治癒率を示し、鉤虫症にも有効である可能性が示唆された。本邦での土壌媒介性蠕虫感染症は稀だが、海外渡航者や輸入感染症の診療において、将来的に新たな治療選択肢となる可能性がある。特に、多剤耐性や既存薬が効きにくい症例への応用が期待される。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

