不衛生な水・衛生環境が引き起こす疾患負荷、世界で年間140万人の死亡と7400万DALYを占める
【背景】
安全な水・衛生・手洗い(WASH)は公衆衛生の基礎であり、疾患負荷の評価は対策立案や投資の指針となる。本研究は、国連持続可能な開発目標(SDGs)で設定されたWASHサービスレベルを最小リスク曝露レベルと仮定し、下痢、急性呼吸器感染症、低栄養、土壌媒介性蠕虫症に対するWASH起因性疾患負荷を推定した。
【結果】
2019年には、安全なWASHによって140万人の死亡(95% CI 130万〜150万)と7400万DALY(6800万〜8000万)が予防可能であった。これは、全死因の2.5%、全DALYの2.9%に相当する。下痢の0.69(0.65〜0.72)、急性呼吸器感染症の0.14(0.13〜0.17)、低栄養の0.10(0.09〜0.10)が不安全なWASHに起因していた。
【臨床へのインパクト】
本研究は、不衛生なWASHが世界的な疾患負荷に大きく寄与していることを改めて示した。日本の臨床現場では、感染症や低栄養の患者を診察する際、開発途上国からの渡航歴や生活環境について問診することで、WASH関連疾患のリスクを評価する重要性が示唆される。また、国際的な医療支援活動においては、WASH改善が公衆衛生に与える多大な効果を認識し、その推進に貢献することの意義を再確認できる。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

