重症外傷患者への病院前トラネキサム酸投与、機能的転帰の改善には寄与せず
【背景】
重症外傷患者における外傷誘発性凝固障害に対し、病院前でトラネキサム酸を投与することが、良好な機能的転帰を伴う生存率を向上させるかは不明でした。先進的な外傷治療システム下での効果が注目されていました。
【結果】
トラネキサム酸群とプラセボ群で、6ヶ月時点の良好な機能的転帰を伴う生存率はそれぞれ53.7%と53.5%であり、有意差はありませんでした(リスク比 1.00; 95%CI 0.90-1.12; P=0.95)。28日時点の死亡率はトラネキサム酸群で17.3%、プラセボ群で21.8%でした(リスク比 0.79; 95%CI 0.63-0.99)。
【臨床へのインパクト】
本研究は、先進的な外傷治療システム下において、重症外傷患者への病院前トラネキサム酸投与が、6ヶ月時点の良好な機能的転帰を伴う生存率をプラセボと比較して改善しないことを示しました。これは、病院前救護におけるトラネキサム酸の投与プロトコルや、その期待される効果について再考を促す可能性があり、国内のガイドラインや救急搬送時の対応に影響を与えるかもしれません。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

