敗血症重症患者における輸液療法の最適化とリスク回避、ARDS回復期の利尿薬使用

📚 掲載誌:JAMA | 掲載日:2023-06-13 | DOI:10.1001/jama.2023.7560

📄 原題:Fluid Therapy for Critically Ill Adults With Sepsis: A Review.

🔗 PubMed:PMID: 37314271

【背景】

敗血症はICU入室患者の20〜30%を占め、輸液療法は必須だが、その最適な投与戦略は不明確である。各病期における輸液の役割とリスク、適切な輸液の種類を評価する必要がある。

【結果】

敗血症患者3723例を対象とした3つのRCTでは、目標指向型輸液療法は死亡率を改善せず(24.9% vs 25.4%; P=0.68)、初期輸液後の昇圧剤優先投与も死亡率を改善しなかった(14.0% vs 14.9%; P=0.61)。また、ARDS回復期では輸液制限と利尿薬投与が人工呼吸器なし生存日数を改善した(14.6 vs 12.1日; P<0.001)。ヒドロキシエチルデンプンは腎代替療法発生率を有意に増加させた(7.0% vs 5.8%; P=0.04)。

【臨床へのインパクト】

敗血症重症患者の輸液療法は、病期ごとにリスクとベネフィットを考慮すべきである。初期の目標指向型輸液や昇圧剤優先投与は死亡率改善に寄与しない可能性があり、過剰な輸液は避けるべきである。特にARDS回復期では輸液制限と利尿薬の積極的な使用を検討し、ヒドロキシエチルデンプンは腎障害リスクから使用を避けるべきである。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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