旅行者の重症デング熱、稀だが警戒を。GeoSentinel解析から見る疫学と臨床像
【背景】
デング熱は世界的に重要な疾患ですが、旅行者の重症デング熱に関するデータは限られています。本研究は、海外旅行者の重症デング熱または警告徴候を伴うデング熱(複雑型デング熱)の疫学、臨床的特徴、および転帰を明らかにすることを目的としています。
【結果】
5958人のデング熱患者のうち、複雑型デング熱は95人(2%)でした。警告徴候は86人中85人(99%)に認められ、27人(31%)が重症に分類されました。最も多い感染地域はカリブ海(31%)と東南アジア(24%)で、78人(91%)が入院しました。血小板減少(78%)やアミノトランスフェラーゼ上昇(62%)がよく見られました。
【臨床へのインパクト】
旅行者の重症デング熱は比較的稀ですが、発症した場合は9割以上が入院を要する重篤な状態です。デング熱患者を診察する日本の臨床医は、警告徴候を見逃さず、重症化の進行に注意深くモニタリングする必要があります。特にカリブ海や東南アジアへの渡航歴がある患者では、血小板減少や肝酵素上昇に留意し、出血や血漿漏出などの合併症の可能性を考慮した診療が求められます。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

