高齢者への低用量アスピリン、貧血とフェリチン低下を増加:ASPREE試験の二次解析
【背景】
低用量アスピリンは出血リスクを増加させますが、鉄欠乏や貧血への影響は不明でした。本研究は、高齢者における低用量アスピリンが貧血発症、ヘモグロビン、血清フェリチン濃度に与える影響を検討しました。
【結果】
低用量アスピリン群ではプラセボ群と比較して貧血発症が有意に増加しました(ハザード比 1.20、95%CI 1.12-1.29)。また、ヘモグロビン濃度はプラセボ群より0.6 g/L/5年(95%CI 0.3-1.0 g/L)多く低下し、フェリチン濃度も11.5%(95%CI 9.3-13.7%)多く低下しました。
【臨床へのインパクト】
低用量アスピリンは、大出血とは独立して高齢者の貧血発症とフェリチン低下を増加させることが示唆されました。この結果は、日本の臨床現場において、低用量アスピリンを処方されている高齢者に対し、定期的なヘモグロビン値のモニタリングを考慮する必要性を示唆します。特に、大出血を伴わない貧血の進行にも注意を払うべきでしょう。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

