初回特発性VTEへの抗凝固薬継続は再発を減らすが、出血も増え費用増、QALYは増えず

📚 掲載誌:Ann Intern Med | 掲載日:2023-07-01 | DOI:10.7326/M22-3559

📄 原題:Indefinite Anticoagulant Therapy for First Unprovoked Venous Thromboembolism : A Cost-Effectiveness Study.

🔗 PubMed:PMID: 37364263

【背景】

初回特発性静脈血栓塞栓症(VTE)に対する抗凝固療法は、診療ガイドラインで無期限継続が推奨されています。しかし、その利益と有害事象のバランス、費用対効果は不明確でした。本研究は、無期限抗凝固療法のベネフィットとリスクのトレードオフを推定することを目的としました。

【結果】

55歳患者1000人の仮想コホートにおいて、無期限抗凝固療法は再発VTE368件(致死性肺塞栓14件含む)を予防しましたが、大出血114件(頭蓋内出血30件、出血死11件含む)を誘発しました。一人当たり16,014カナダドルの費用増となり、QALYは0.075減少しました。

【臨床へのインパクト】

本研究結果は、初回特発性VTE患者への無期限抗凝固療法が、再発予防効果がある一方で、大出血リスクと費用増加を伴い、QALY増加に寄与しない可能性を示唆しています。日本の臨床現場では、患者個々の好みや価値観を取り入れた共有意思決定を通じて、抗凝固療法の期間を慎重に検討する必要があるでしょう。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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