更年期ホルモン補充療法と認知症の関連性、デンマーク全国規模の症例対照研究
【背景】
更年期ホルモン補充療法(MHT)は更年期症状の緩和に用いられるが、認知症発症との関連性、特にホルモン剤の種類、使用期間、開始年齢による違いは十分に解明されていなかった。本研究は、この関連性を評価することを目的とした。
【結果】
エストロゲン・プロゲステロン併用療法を受けた女性は、非使用者と比較して全原因認知症のリスクが有意に増加した(ハザード比 1.24、95%CI 1.17-1.33)。使用期間が長いほどリスクは高まり、1年以下の使用で1.21、12年超の使用で1.74であった。55歳以下で治療を開始した場合も関連性は認められた。
【臨床へのインパクト】
本研究は、MHT、特にエストロゲン・プロゲステロン併用療法が、使用期間や開始年齢に関わらず認知症リスク増加と関連する可能性を示唆する。日本の臨床現場では、MHTを処方する際、認知症リスクに関する患者への情報提供の重要性が高まる。ただし、MHTが必要な女性の潜在的な素因を反映している可能性も考慮し、今後の研究が待たれる。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
