大うつ病性障害へのtDCS併用療法、SSRI単独と効果差なし
【背景】
経頭蓋直流電気刺激(tDCS)は大うつ病性障害(MDD)の治療法として提案されていますが、メタ解析の結果は不均一で多施設共同試験データが不足していました。本研究は、MDD成人患者において、安定用量の選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRIs)に対するtDCS併用療法の有効性を評価しました。
【結果】
6週時点でのMADRSスコアの平均改善度において、tDCS群(-8.2, SD 7.2)とシャム群(-8.0, SD 9.3)間に有意差は認められませんでした(差 0.3, 95% CI -2.4〜2.9)。軽度の有害事象はtDCS群で有意に多く(60% vs 43%, p=0.028)認められました。
【臨床へのインパクト】
本研究は、SSRIsで治療中のMDD成人患者に対するtDCSの追加治療としての有効性を支持しません。現時点では、tDCSをSSRIsの補助療法として日本の臨床現場に導入する根拠は乏しいと考えられます。患者への不必要な負担や有害事象のリスクを考慮すると、慎重な姿勢が求められます。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

