ウガンダでマラリア治療薬アルテミシニンへの部分耐性が複数地域で出現、拡大の脅威
【背景】
マラリアの主要治療薬であるアルテミシニン併用療法に対し、東南アジアで部分耐性が出現し、東アフリカに拡大する脅威があります。この耐性は主にケルヒタンパク質K13(PfK13)の変異によって引き起こされ、アフリカにおける耐性出現と拡大に関する長期的なデータは限られていました。
【結果】
2021~2022年までに、監視対象16地区中11地区で、耐性マーカーを持つ寄生虫の有病率が20%を超えました。PfK13 469Yおよび675V変異は北部ウガンダで10~54%の複合有病率に達し、469F変異は南西部で38~40%に、561H変異は2022年までに23%に達しました。
【臨床へのインパクト】
この研究は、アルテミシニン部分耐性がウガンダの複数地域で独立して出現し、有病率が増加し地域的に拡大していることを示しています。これは、日本からマラリア流行地域に渡航する患者への予防薬選択や、帰国後にマラリアを発症した際の治療薬選択に影響を与える可能性があります。特に、ウガンダを含む東アフリカ地域への渡航歴がある患者では、治療効果の遅延や失敗に注意し、耐性株の可能性を考慮した診療が求められます。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
