STEMI多枝病変患者、非責任病変へのPCIは即時施行で予後改善か
【背景】
ST上昇型心筋梗塞(STEMI)の多枝病変患者において、責任病変以外の非責任病変に対する完全血行再建術の最適なタイミングは不明でした。本研究は、即時PCIと段階的PCIを比較し、その有効性を検証しました。
【結果】
血行動態安定なSTEMI多枝病変患者840名を対象に、即時PCI群と段階的PCI群に無作為に割り付けました。1年後の主要複合エンドポイント(全死亡、非致死性MI、脳卒中、予定外の虚血駆動型血行再建、心不全入院)は、即時群8.5%に対し段階的群16.3%と、即時群で有意に低く(リスク比0.52、95%CI 0.38-0.72、P<0.001)、即時PCIの優越性が示されました。
【臨床へのインパクト】
血行動態が安定しているSTEMI多枝病変患者において、責任病変に加え非責任病変も即座にPCIで治療することで、1年後の複合イベント発生率を段階的治療よりも有意に減少させることが示唆されました。これにより、日本の急性期心筋梗塞診療ガイドラインにおける多枝病変患者への血行再建戦略が見直され、即時完全血行再建が標準治療となる可能性があります。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
