コルヒチンは非心臓胸部手術後の心房細動と心筋障害を抑制せず
【背景】
非心臓手術後の術後心房細動(AF)や心筋障害(MINS)は炎症性バイオマーカー高値と関連します。抗炎症薬であるコルヒチンがこれらの合併症を減少させる可能性が指摘されていました。
【結果】
コルヒチン群(1608例)とプラセボ群(1601例)で、臨床的に重要なAFの発生率はコルヒチン群6.4%、プラセボ群7.5%(HR 0.85, 95% CI 0.65-1.10, p=0.22)でした。MINS発生率はコルヒチン群18.3%、プラセボ群20.3%(HR 0.89, 95% CI 0.76-1.05, p=0.16)であり、いずれも有意差はありませんでした。
【臨床へのインパクト】
主要な非心臓胸部手術を受ける患者において、術前からのコルヒチン投与は術後AFやMINSの発生率を有意に減少させませんでした。一方で、非感染性下痢の発生率はコルヒチン群で有意に増加しました。この結果から、術後AFやMINS予防目的でのコルヒチン投与は推奨されず、現在の診療ガイドラインや臨床プラクティスに大きな変更は生じないと考えられます。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
