ICU患者の感染予防、鼻腔ヨード消毒薬はムピロシンに劣るか
【背景】
ICUではMRSAや菌血症予防のため、鼻腔ムピロシンとクロルヘキシジン(CHG)清拭が広く行われています。しかしムピロシン耐性菌の懸念から、消毒薬による代替の有効性が検討されていました。
【結果】
CHG清拭と併用した鼻腔ヨード消毒薬は、鼻腔ムピロシンと比較して、ICU患者の黄色ブドウ球菌臨床分離率において非劣性基準を満たしませんでした。ヨード消毒薬群の黄色ブドウ球菌分離ハザード比は1.17(95%CI 1.10-1.25)で、ムピロシン群より有意に高値でした。
【臨床へのインパクト】
本研究は、ICUにおける日常的なCHG清拭と組み合わせた場合、鼻腔ヨード消毒薬が鼻腔ムピロシン抗生物質よりも黄色ブドウ球菌感染予防効果が劣る可能性を示唆しています。現時点では、ICUでの感染予防策として、鼻腔ムピロシンとCHG清拭の組み合わせが引き続き推奨されると考えられます。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
