外傷出血患者への早期クリオ製剤投与、28日死亡率改善せず
【背景】
外傷による大量出血は高死亡率と関連し、凝固障害やフィブリノゲン欠乏が病態を悪化させる。通常、クリオプレシピテートやフィブリノゲン製剤による補充は出血後期に行われることが多い。早期からの高用量投与が生存率を改善するかが不明だった。
【結果】
大量出血プロトコルが発動された外傷患者1531名を解析した。標準治療群の28日全死亡率は26.1%に対し、早期・経験的クリオプレシピテート高用量投与群では25.3%(オッズ比 0.96、95%CI 0.75-1.23、P=0.74)と有意差はなかった。血栓イベント発生率も両群で差はなかった(12.9% vs 12.7%)。
【臨床へのインパクト】
本研究は、大量出血を伴う外傷患者に対し、標準治療に加えて早期・経験的に高用量のクリオプレシピテートを投与しても、28日全死亡率を改善しないことを示した。日本の外傷診療における大量出血時のクリオプレシピテート投与タイミングや用量に関する現行のプロトコルを見直す必要性は低いと考えられる。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
