セフェピムとピペラシリン・タゾバクタム、急性感染症入院患者の腎障害・神経障害リスクを比較
【背景】
入院患者の経験的治療で多用されるセフェピムとピペラシリン・タゾバクタム。ピペラシリン・タゾバクタムは急性腎障害、セフェピムは神経機能障害のリスクが指摘されてきたが、ランダム化比較試験での安全性比較は不足していた。
【結果】
急性腎障害または死亡の複合主要評価項目は、セフェピム群とピペラシリン・タゾバクタム群で有意差なし(オッズ比 0.95, 95%CI 0.80-1.13, P=0.56)。セフェピム群では、せん妄や昏睡のない生存日数がピペラシリン・タゾバクタム群より短かった(平均11.9日 vs 12.2日, オッズ比 0.79, 95%CI 0.65-0.95)。
【臨床へのインパクト】
本研究は、急性感染症入院患者におけるピペラシリン・タゾバクタムが急性腎障害や死亡のリスクを増加させないことを示唆する。一方でセフェピムは神経機能障害のリスクが高い可能性が示された。経験的抗菌薬選択において、特に腎機能障害リスクの高い患者や、神経機能障害のリスクを考慮する必要がある患者では、薬剤選択の再検討が必要となるかもしれない。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
