欧州高血圧ガイドライン改訂、β遮断薬を第一選択薬に格上げすることへの懸念
【背景】
欧州高血圧学会の新ガイドラインで、β遮断薬が高血圧治療の第一選択薬に格上げされ、サイアザイド系利尿薬などと同等に扱われることになった。これは高血圧に合併しやすい他の疾患も同時に治療できる(twofer)という考えに基づいている。
【結果】
しかし、既存の第一選択薬と比較して、β遮断薬は脳卒中および心血管死亡の予防効果が有意に低い。これまでのガイドラインがβ遮断薬を劣位に位置づけてきた根拠は依然として有効であり、第一選択薬への格上げを支持する新たなエビデンスはない。
【臨床へのインパクト】
この改訂は、脳卒中予防効果の劣るβ遮断薬が広く使用されることにつながり、患者に広範な害をもたらす可能性がある。日本の高血圧治療ガイドラインにおいても、β遮断薬の第一選択薬としての位置づけを検討する際には、脳卒中予防効果に関するエビデンスを慎重に評価する必要があるだろう。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
