米国Million Heartsモデル、心血管イベント抑制も医療費削減効果は限定的
【背景】
米国Million Heartsモデルは、医療機関に心血管疾患(CVD)リスク評価と低減を促す支払いモデルだが、長期アウトカムへの影響は不明だった。本研究は、初発心筋梗塞(MI)や脳卒中、メディケア支出への効果を最大5年間で評価した。
【結果】
介入群では、5年以内の初発CVDイベント発生確率が対照群より0.3%ポイント低かった(調整ハザード比 0.97、90%CI 0.93-1.00、P=0.09)。初発CVDイベントとCVD死亡を合わせた確率は0.4%ポイント低かった(調整ハザード比 0.96、90%CI 0.93-0.99、P=0.02)。CVDイベント関連メディケア支出に有意差はなかった。
【臨床へのインパクト】
CVDリスク評価と低減を促すMillion Heartsモデルは、初発心筋梗塞や脳卒中の減少に寄与することが示唆された。特に、CVDリスクスコアを用いた一次予防ガイドラインの重要性を支持する結果と言える。ただし、医療費全体の削減効果は限定的であり、費用の妥当性についてはさらなる検討が必要となるだろう。日本においても、CVDリスク評価の普及と予防介入の強化を検討する際の参考となる。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
