伝統中国薬「通心絡」がSTEMI患者の予後を改善:大規模RCT
【背景】
伝統中国薬「通心絡」は、心筋梗塞に対する効果がin vitro、動物、小規模ヒト試験で示唆されていましたが、大規模RCTでの厳密な評価は不足していました。本研究は、STEMI患者における通心絡の臨床転帰改善効果を検証しました。
【結果】
STEMI患者3777人を対象に、通心絡群とプラセボ群を比較しました。主要評価項目である30日時点のMACCE発生率は、通心絡群で3.4%に対しプラセボ群で5.2%と有意に低く(RR 0.64, 95%CI 0.47-0.88)、心臓死も通心絡群で有意に低値でした。1年時点でもMACCE(HR 0.64, 95%CI 0.49-0.82)および心臓死(HR 0.73, 95%CI 0.55-0.97)の改善が持続しました。
【臨床へのインパクト】
STEMI治療ガイドラインに基づく治療に加え、伝統中国薬「通心絡」を併用することで、30日および1年時点での主要心血管・脳血管イベント、特に心臓死の発生率が有意に低下することが示されました。本結果は、アジア圏の臨床現場において、STEMI患者の治療選択肢に新たな視点を提供する可能性があります。ただし、消化器症状を中心とした有害事象の増加も認められており、作用機序のさらなる解明が今後の課題です。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
