人工呼吸器装着3日以上の患者に吸入アミカシン、VAP発症率を抑制
【背景】
人工呼吸器関連肺炎(VAP)予防のための吸入抗菌薬の有効性は不明であった。本研究は、侵襲的機械換気を受けている重症成人患者において、吸入アミカシンがVAP発症を減少させるか否かを検証した。
【結果】
人工呼吸器装着72時間以上の患者847人を対象に、吸入アミカシン群とプラセボ群に無作為に割り付けた。28日間の追跡期間で、アミカシン群のVAP発症率は15%(62/417人)に対し、プラセボ群は22%(95/430人)であった(VAPまでの制限平均生存時間の差1.5日、95%CI 0.6〜2.5、P=0.004)。
【臨床へのインパクト】
人工呼吸器装着3日以上の患者に対し、その後3日間の吸入アミカシン投与が28日間のVAP発症率を抑制することが示された。これは、VAP予防戦略の一つとして吸入アミカシンが選択肢となる可能性を示唆する。ただし、本研究はフランスの公的資金によるものであり、日本の臨床現場への導入には、薬剤の入手性や保険適用、耐性菌出現への懸念なども考慮する必要がある。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
