胎児期に母体から曝露した免疫チェックポイント阻害薬が乳児に重症腸炎を引き起こした症例
【背景】
免疫チェックポイント阻害薬(ICI)は多くのがん治療に標準的に用いられ、自己免疫疾患に類似した免疫関連有害事象(irAE)が知られています。しかし、胎児期にICIに曝露した場合の乳児への影響は不明でした。
【結果】
4ヶ月乳児が難治性下痢と発育不全で受診し、胎児期に母体がペムブロリズマブに曝露していました。組織病理、免疫表現型、抗PD-1抗体レベル分析からペムブロリズマブ誘発性免疫関連胃腸炎と診断され、プレドニゾロンとインフリキシマブで治療成功しました。
【臨床へのインパクト】
本症例は、母体からの免疫チェックポイント阻害薬曝露が乳児に重症irAEを引き起こす可能性を示唆します。妊娠中のICI使用歴がある乳児に難治性下痢などの症状が見られた場合、irAEを鑑別疾患として考慮し、早期の診断とステロイドや抗TNF-α抗体による治療介入が重要となるでしょう。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
