英国における認知症関連リスク因子の経時的変化:高血圧が最大の修正可能因子、低学歴・社会的孤立・喫煙は減少傾向

📚 掲載誌:Lancet | 掲載日:2023-11-01 | DOI:10.1016/S0140-6736(23)02078-0

📄 原題:Tracing the temporal trends of modifiable risk factors in dementia: insights from the English Longitudinal Study of Ageing (2004-2019).

🔗 PubMed:PMID: 37997075

【背景】

高齢化社会で増加する認知症に対し、修正可能なリスク因子は予防の標的となる。しかし、これらの因子の経時的変化や、認知症全体に占める寄与割合(PAF)の推移は不明であった。本研究は英国における修正可能な認知症リスク因子の2004年から2019年までの経時的変化を調査した。

【結果】

認知症全体のPAFは2004-05年の46.31%から2018-19年には43.95%に減少したが、有意ではなかった(p=0.226)。高血圧が平均IW-PAF 8.67%で最大の修正可能因子であり、肥満(6.42%)、社会的孤立(5.84%)が続いた。低学歴、社会的孤立、喫煙のIW-PAFのみが有意な減少傾向を示した。

【臨床へのインパクト】

英国のデータではあるが、高血圧が認知症の最大の修正可能リスク因子であるという結果は、日本の臨床現場においても高血圧管理の重要性を再認識させる。低学歴や社会的孤立といった社会的因子も認知症リスクに大きく寄与しており、多角的な介入の必要性を示唆する。喫煙の減少傾向は望ましいが、他の多くの因子は停滞または増加しており、継続的な公衆衛生戦略の強化が求められる。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

上部へスクロール