重症ARDSのVV-ECMO患者における腹臥位はECMO離脱期間を短縮しない
【背景】
重症ARDSに対する腹臥位は転帰改善の可能性があるが、VV-ECMO中の患者における腹臥位が仰臥位と比較して臨床転帰を改善するかは不明であった。本研究は、VV-ECMO中の重症ARDS患者において、腹臥位がECMO離脱までの期間を短縮するかを検証した。
【結果】
VV-ECMO中の重症ARDS患者170名を対象としたランダム化比較試験の結果、腹臥位群(86名)と仰臥位群(84名)で、60日以内のECMO離脱成功までの期間に有意差はなかった(リスク差 0.1% [95% CI, -14.9% to 15.2%]; P=0.64)。90日時点のECMO期間、ICU滞在期間、90日死亡率にも有意差は認められなかった。
【臨床へのインパクト】
本研究は、重症ARDSでVV-ECMOを導入された患者において、腹臥位がECMO離脱までの期間短縮に寄与しないことを示唆した。これは、ECMO中の腹臥位をルーチンで行うことの有効性に疑問を投げかけるものであり、ECMO管理における腹臥位の適応や効果に関する今後の診療ガイドラインや臨床プラクティスに影響を与える可能性がある。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
