慢性顎関節症疼痛治療の最新ガイドライン、認知行動療法や運動療法を強く推奨、スプリントや薬物療法には否定的
【背景】
顎関節症(TMD)は腰痛に次いで2番目に多い筋骨格系慢性疼痛疾患であり、成人人口の6〜9%が罹患しています。従来の診療ガイドラインはコンセンサスベースで推奨が inconsistent であったため、慢性TMD疼痛に対する治療法の比較有効性を評価する新たなガイドラインが求められていました。
【結果】
慢性TMD疼痛患者に対し、認知行動療法、運動療法、徒手療法、通常のケア(自宅での運動、教育など)がプラセボ/シャムと比較して強く推奨されました。一方、可逆的咬合スプリント、アルスロセンテシス、低出力レーザー療法、TENS、ガバペンチン、ボツリヌス毒素注射、NSAIDsとオピオイド併用などは条件付きで非推奨または強く非推奨とされました。
【臨床へのインパクト】
このガイドラインは、慢性TMD疼痛の管理において、非薬物療法や保存的治療の有効性を高く評価し、多くの薬物療法や侵襲的治療、スプリント療法には否定的な見解を示しています。日本の臨床現場では、患者との共有意思決定に基づき、まず強く推奨される認知行動療法や運動療法を検討し、薬物療法やスプリントの適用は慎重に行う必要性が示唆されます。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
