新規作用機序の抗精神病薬KarXT、統合失調症急性期症状を改善し忍容性も良好

📚 掲載誌:Lancet | 掲載日:2024-01-13 | DOI:10.1016/S0140-6736(23)02190-6

📄 原題:Efficacy and safety of the muscarinic receptor agonist KarXT (xanomeline-trospium) in schizophrenia (EMERGENT-2) in the USA: results from a randomised, double-blind, placebo-controlled, flexible-dose phase 3 trial.

🔗 PubMed:PMID: 38104575

【背景】

統合失調症治療薬はD2受容体遮断が主流だが、新規作用機序の薬剤が求められている。KarXTはM1/M4ムスカリン受容体作動薬キサノメリンと、末梢性副作用軽減のためトロスピウムを併用する。急性期統合失調症患者におけるKarXTの有効性と安全性を検証した。

【結果】

KarXT群(n=126)はプラセボ群(n=125)と比較し、5週目のPANSS総スコア変化量が有意に大きかった(KarXT -21.2点 vs プラセボ -11.6点、LS平均差 -9.6点、95%CI -13.9〜-5.2、p<0.0001、効果量d=0.61)。主な有害事象は便秘、消化不良、悪心などだった。錐体外路症状は両群で同程度だった。

【臨床へのインパクト】

KarXTは既存薬とは異なるムスカリン受容体作動薬として、統合失調症の陽性・陰性症状を改善し、錐体外路症状などの副作用が少ない可能性を示唆する。D2受容体遮断薬が奏効しない患者や、副作用で継続が困難な患者の新たな選択肢となりうる。今後の追加試験結果が待たれる。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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