新規作用機序の抗精神病薬KarXT、統合失調症急性期症状を改善し忍容性も良好
【背景】
統合失調症治療薬はD2受容体遮断が主流だが、新規作用機序の薬剤が求められている。KarXTはM1/M4ムスカリン受容体作動薬キサノメリンと、末梢性副作用軽減のためトロスピウムを併用する。急性期統合失調症患者におけるKarXTの有効性と安全性を検証した。
【結果】
KarXT群(n=126)はプラセボ群(n=125)と比較し、5週目のPANSS総スコア変化量が有意に大きかった(KarXT -21.2点 vs プラセボ -11.6点、LS平均差 -9.6点、95%CI -13.9〜-5.2、p<0.0001、効果量d=0.61)。主な有害事象は便秘、消化不良、悪心などだった。錐体外路症状は両群で同程度だった。
【臨床へのインパクト】
KarXTは既存薬とは異なるムスカリン受容体作動薬として、統合失調症の陽性・陰性症状を改善し、錐体外路症状などの副作用が少ない可能性を示唆する。D2受容体遮断薬が奏効しない患者や、副作用で継続が困難な患者の新たな選択肢となりうる。今後の追加試験結果が待たれる。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
