チアジド系利尿薬による低ナトリウム血症、添付文書より高頻度か
【背景】
チアジド系利尿薬による低ナトリウム血症の頻度は、添付文書では不明または稀と記載されていますが、実際の発生率は不明でした。本研究は、実臨床におけるチアジド系利尿薬と非チアジド系降圧薬使用時の低ナトリウム血症の累積発生率の差を推定することを目的としました。
【結果】
チアジド系利尿薬新規使用者における2年間の低ナトリウム血症(Na<130mmol/L)累積発生率は、ベンドロフルメチアジドで3.83%、ヒドロクロロチアジドとRAS阻害薬の合剤で3.51%でした。非チアジド系降圧薬と比較したリスク差は、それぞれ1.35%(95%CI, 1.04-1.66%)、1.38%(95%CI, 1.01-1.75%)であり、高齢者や併存疾患が多いほど高リスクでした。
【臨床へのインパクト】
チアジド系利尿薬の処方開始時は、添付文書の記載よりも低ナトリウム血症のリスクが高いことが示唆されました。特に治療開始後数ヶ月間はリスクが高いため、高齢者や併存疾患の多い患者では、処方開始後早期に血清ナトリウム値を測定するなど、より慎重なモニタリングが推奨されます。これにより、重篤な低ナトリウム血症の早期発見と介入が可能となり、患者の安全性が向上する可能性があります。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

