入院再発率の公平性評価、米国の病院で達成は少数、構造的人種差別の影響も

📚 掲載誌:JAMA | 掲載日:2024-01-09 | DOI:10.1001/jama.2023.24874

📄 原題:Measuring Equity in Readmission as a Distinct Assessment of Hospital Performance.

🔗 PubMed:PMID: 38193960

【背景】

医療の質において公平性は不可欠な要素です。米国では、メディケア・メディケイドサービスセンター(CMS)が、臨床アウトカムにおける公平性を評価するための2つの格差評価法を開発しました。本研究は、この評価法を用いて再入院の公平性を定義し、公平性を達成している病院の特性を明らかにすることを目的としました。

【結果】

4638病院中、保険(二重資格 vs 非二重資格)と人種(黒人 vs 白人)でCMS格差評価法を適用可能だったのはそれぞれ74%と42%でした。対象病院のうち、保険別で公平な再入院率を達成したのは17%、人種別では30%でした。公平性を達成した病院は、黒人患者の割合が低く(保険別で1.9% vs 3.3%、p<0.01)、教育病院の有無、地域、規模などの特性も非公平な病院と異なりました。

【臨床へのインパクト】

本研究は、再入院における公平性を達成している病院が少数派であり、構造的な人種差別の影響を示唆する結果となりました。特に、公平性を達成した病院は黒人患者の割合が少ないという事実は、高リスク患者が集中する病院における公平性達成の難しさを示しています。日本の医療現場においても、患者背景(社会経済状況、人種・民族など)による医療格差の存在を認識し、再入院率などのアウトカム評価に際しては、病院間の患者構成の偏りを考慮した公平な評価指標の導入が求められるでしょう。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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