四肢骨折手術の術前皮膚消毒、ヨウ素系が閉鎖骨折のSSIを抑制、開放骨折では差なし
【背景】
四肢骨折手術前の皮膚消毒には、ヨウ素ポバクリレックスまたはクロルヘキシジングルコン酸塩を含むアルコール溶液が用いられていますが、手術部位感染(SSI)に対する効果は研究によって結果が異なっていました。本研究では、どちらの消毒薬がSSI予防に優れているかを比較しました。
【結果】
閉鎖骨折患者では、ヨウ素群のSSI発生率2.4%に対し、クロルヘキシジン群は3.3%でした(オッズ比0.74、95%CI 0.55-1.00、p=0.049)。開放骨折患者では、ヨウ素群6.5%、クロルヘキシジン群7.3%と両群に差はありませんでした(オッズ比0.86、95%CI 0.58-1.27、p=0.45)。
【臨床へのインパクト】
閉鎖性四肢骨折の手術においては、術前皮膚消毒にヨウ素ポバクリレックス含有アルコールを使用することで、クロルヘキシジングルコン酸塩含有アルコールと比較してSSI発生率が低下する可能性があります。これにより、閉鎖性骨折手術における消毒薬選択の指針となり、SSI予防に貢献する可能性があります。開放性骨折では消毒薬によるSSI発生率に差がないため、現行の診療フローを大きく変更する必要はないでしょう。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
