米国退役軍人省・国防総省による心的外傷後ストレス障害および急性ストレス障害の最新診療ガイドライン2023年版の要点
【背景】
米国退役軍人省(VA)と国防総省(DoD)は、心的外傷後ストレス障害(PTSD)と急性ストレス障害(ASD)の管理に関する2017年版診療ガイドラインを改訂しました。本報告は、2023年版ガイドラインの作成プロセスと、推奨の根拠となるエビデンスが十分な評価と治療に焦点を当てて概要をまとめたものです。
【結果】
改訂されたガイドラインには、評価と診断、予防、治療、悪夢の治療、併存疾患を伴うPTSDの治療の5つの分野で34の推奨が含まれています。PTSD治療に関する6つの推奨は「強い推奨」と評価され、薬物療法よりも特定のマニュアル化された心理療法を推奨しています。ベンゾジアゼピン系薬剤、大麻、大麻由来製品の使用は推奨されていません。
【臨床へのインパクト】
本ガイドラインは、PTSDおよびASDの治療において、薬物療法よりも特定の心理療法(持続エクスポージャー療法、認知処理療法、眼球運動脱感作再処理療法)を優先するエビデンスベースの診療を促します。また、遠隔医療(セキュアなビデオ会議)での心理療法提供も推奨されており、日本の遠隔医療の発展にも示唆を与えます。ベンゾジアゼピン系薬剤や大麻製品の使用を明確に推奨しない点は、日本の臨床現場での薬剤選択にも影響を与える可能性があります。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

