RSV母体ワクチン、乳児のRSV疾患を減らすも早産リスク増加の可能性、大規模試験早期中止

📚 掲載誌:N Engl J Med | 掲載日:2024-03-14 | DOI:10.1056/NEJMoa2305478

📄 原題:RSV Prefusion F Protein-Based Maternal Vaccine – Preterm Birth and Other Outcomes.

🔗 PubMed:PMID: 38477988

【背景】

妊婦へのRSVワクチン接種は乳児のRSV疾患予防に有効と考えられていますが、候補ワクチンのRSVPreF3-Matの有効性と安全性のデータが不足していました。特に早産との関連が懸念され、その評価が急務でした。

【結果】

ワクチン群の乳児でRSV関連下気道疾患のリスクはプラセボ群より低く、有効性は65.5%(95%CI 37.5-82.0)でした。しかし、早産はワクチン群で6.8%、プラセボ群で4.9%発生し、相対リスクは1.37(95%CI 1.08-1.74, P=0.01)と有意に高かったため、試験は早期に中止されました。

【臨床へのインパクト】

このRSV母体ワクチンは乳児のRSV疾患予防に有効である可能性を示唆する一方で、早産のリスク増加という重要な安全性の懸念が示されました。この結果は、今後RSV母体ワクチンが承認された場合でも、その適応や接種時期、リスク・ベネフィットに関する慎重な検討が日本の臨床現場で必要となることを示唆しています。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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