高齢者における新型コロナ2価ワクチン接種後の脳卒中リスク、単独接種では上昇せず
【背景】
2023年1月、米国CDCとFDAは、65歳以上の高齢者におけるファイザー社製新型コロナ2価ワクチン接種後の虚血性脳卒中懸念を指摘した。本研究は、2価ワクチン単独、2価ワクチンと高用量インフルエンザワクチンの同時接種、高用量インフルエンザワクチン単独接種後の脳卒中リスクを評価した。
【結果】
539万人の高齢者データを用いた自己対照症例シリーズ研究の結果、2価ワクチン単独接種後1~42日間の脳卒中リスクは、対照期間と比較して統計学的に有意な上昇は認められなかった(IRR 0.72~1.12)。同時接種では、ファイザー製ワクチンで22~42日後の非出血性脳卒中(IRR 1.20, 95%CI 1.01-1.42)、モデルナ製ワクチンで1~21日後の一過性脳虚血発作(IRR 1.35, 95%CI 1.06-1.74)で有意な関連が認められた。
【臨床へのインパクト】
本研究は、高齢者における新型コロナ2価ワクチン単独接種後の脳卒中リスク上昇を否定するものであり、日本の高齢者への2価ワクチン接種を継続する上での安全性に関する重要な情報を提供する。同時接種における一部の脳卒中イベントとの関連が示唆されたが、その臨床的意義や因果関係についてはさらなる検討が必要であり、現時点での診療方針への大きな変更は不要と考えられる。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
