米国生まれの結核罹患率、人種・民族間で格差が持続、60%以上の症例が格差起因
【背景】
米国では人種・民族的マイノリティで結核罹患率が高いことが報告されており、国の健康公平性目標達成には格差の追跡が不可欠です。本研究は、米国生まれの人口における人種・民族間の結核罹患率格差の傾向を定量化することを目的としました。
【結果】
2011年から2021年のデータ分析の結果、非ヒスパニック系白人と比較した結核罹患率比は、アメリカ先住民・アラスカ先住民(AI/AN)女性で最大14.2(95% CI, 13.0-15.5)でした。相対的格差は女性、若年者、最近の感染に起因する結核で大きく、絶対的格差は男性で大きい傾向でした。罹患率比は経時的に減少しませんでした。
【臨床へのインパクト】
米国における結核診療において、人種・民族的背景を考慮したスクリーニングや介入の重要性が示唆されます。特にAI/AN、女性、若年層では罹患リスクが相対的に高く、男性では絶対的な症例数が多いことから、これらの層への集中的な公衆衛生介入が結核全体の罹患率を60%以上削減する可能性を秘めています。日本の多民族化が進む将来においても、同様の格差が生じる可能性を考慮し、診療ガイドラインや公衆衛生戦略に反映させる必要性を示唆します。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

