STEMI/高リスクNSTEMI多枝病変、FFRガイドの全病変PCIは心イベントを減らせない

📚 掲載誌:N Engl J Med | 掲載日:2024-04-25 | DOI:10.1056/NEJMoa2314149

📄 原題:FFR-Guided Complete or Culprit-Only PCI in Patients with Myocardial Infarction.

🔗 PubMed:PMID: 38587995

【背景】

ST上昇型心筋梗塞(STEMI)の多枝病変患者において、FFRガイドによる非責任病変への完全血行再建の有用性は不明でした。本研究は、この臨床的疑問を解決するために実施されました。

【結果】

STEMIまたは高リスクNSTEMIの多枝病変患者1542例を対象に、FFRガイド完全血行再建群と責任病変のみPCI群で比較しました。追跡期間中央値4.8年で、主要複合アウトカム(全死亡、心筋梗塞、予定外血行再建)は、完全血行再建群19.0%に対し責任病変のみ群20.4%であり、有意差はありませんでした(ハザード比0.93、95%CI 0.74-1.17、P=0.53)。

【臨床へのインパクト】

本研究の結果から、STEMIまたは高リスクNSTEMIの多枝病変患者において、FFRガイドによる非責任病変への完全血行再建は、責任病変のみのPCIと比較して、長期的な心血管イベントの複合リスクを低減しないことが示唆されました。この知見は、日本の臨床現場における多枝病変を有する急性心筋梗塞患者の治療戦略、特に非責任病変への介入の必要性について再考を促す可能性があります。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

上部へスクロール