認知症患者への抗精神病薬、脳卒中など広範囲な有害事象リスク増大

📚 掲載誌:BMJ | 掲載日:2024-04-17 | DOI:10.1136/bmj-2023-076268

📄 原題:Multiple adverse outcomes associated with antipsychotic use in people with dementia: population based matched cohort study.

🔗 PubMed:PMID: 38631737

【背景】

認知症患者への抗精神病薬使用は、死亡リスク増加が指摘されていましたが、脳卒中や心血管イベントなど、より広範囲な有害事象との関連は十分に検討されていませんでした。本研究は、複数の有害アウトカムリスクを包括的に評価することを目的としました。

【結果】

抗精神病薬使用者では非使用者と比較し、肺炎(ハザード比 2.19, 95%CI 2.10-2.28)、急性腎障害(1.72, 1.61-1.84)、静脈血栓塞栓症(1.62, 1.46-1.80)、脳卒中(1.61, 1.52-1.71)などのリスクが有意に増加しました。治療開始後90日間の肺炎累積発生率は使用者で4.48%(非使用者1.49%)でした。

【臨床へのインパクト】

認知症患者への抗精神病薬処方時は、既存の警告よりも広範囲な有害事象(脳卒中、VTE、心筋梗塞、心不全、骨折、肺炎、AKI)のリスクを考慮する必要があります。特に治療開始直後のリスクが高いことから、処方初期の厳重なモニタリングと、薬剤選択における慎重なリスク・ベネフィット評価が求められます。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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