高リスク非転移性乳がん再発予防にアスピリンは無効、生存率改善もなし
【背景】
観察研究や心血管疾患予防試験でアスピリン使用者の乳がん生存率改善が示唆されていましたが、乳がん再発予防におけるアスピリンの有効性を前向きに検証した研究は不足していました。本研究は、乳がんサバイバーにおけるアスピリンの再発イベントリスク減少効果を検証しました。
【結果】
高リスク非転移性乳がん患者3020人を対象とした試験は、中間解析で無益性の基準を超えたため早期中止されました。追跡期間中央値33.8ヶ月で、アスピリン群の浸潤性疾患フリー生存イベントは141例、プラセボ群は112例であり、ハザード比1.27(95%CI, 0.99-1.63; P=0.06)でした。全イベントはアスピリン群で多く、全生存率に差はありませんでした。
【臨床へのインパクト】
本研究の結果は、高リスク非転移性乳がん患者に対するアスピリンの再発予防効果や生存率改善効果を否定するものです。有望視され、広く利用可能な薬剤であるにもかかわらず、アスピリンを乳がんの補助療法として推奨すべきではないことが示されました。既存の診療ガイドラインや臨床プラクティスにおいて、乳がん補助療法としてアスピリンを追加する根拠にはならないでしょう。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
