一般集団における心血管バイオマーカー、動脈硬化性心血管疾患の予後予測能
【背景】
動脈硬化性心血管疾患(ASCVD)の一次予防戦略には、高リスク者の特定が不可欠です。本研究は、既存のリスク因子に日常的に測定可能な心血管バイオマーカーを追加することで、その予後予測価値を評価しました。
【結果】
16万4054人を対象に中央値11.8年追跡した結果、高感度トロポニンI、NT-proBNP、高感度CRPを含む全てのバイオマーカーがASCVD発症と有意に関連しました。高感度トロポニンIはASCVD発症に対し、1SD変化あたりハザード比1.13(95%CI 1.11-1.16)でした。既存リスク因子にバイオマーカーを追加することで、C統計量はわずかに改善しました。
【臨床へのインパクト】
本研究は、一般集団における心血管バイオマーカーがASCVD発症および死亡と強く関連することを示しました。しかし、既存のリスク因子にバイオマーカーを追加しても、ASCVDの予測能はわずかな改善にとどまりました。心不全や全死亡の予測能はより良好でしたが、日常診療におけるASCVDの一次予防スクリーニングにこれらのバイオマーカーをルーチンで追加する意義は限定的である可能性が示唆されます。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
